エフェクターボードに必携。ギター初心者にもおすすめのコンパクト・チューナー BOSS TU-3
世界的なエフェクター・ブランドとして有名なBOSS。数あるラインナップの中には名機と謳われる製品も多く、そのハイクオリティなサウンドで世界中のギタリストに愛用されています。
そのBOSSの製品の中で、エフェクターの他にも世界中のギタリストから大きな信頼を得ている製品のひとつがチューニング・メーターです。
チューニング・メーターはギタリストだけでなく、楽器を持つ人には欠かすことのできないアイテムですが、現在は様々なメーカーから多種多様なタイプのチューニング・メーターが発売されています。
もくじ
チューナーの種類
古くからある針式のコンパクト・チューナーから楽器に取り付けることの出来るクリップ式のもの、抜群の視認性を誇るラックタイプの大型チューニング・メーターまで、ギタリストがそれぞれ使用する場面に合わせて選ぶことが出来ます。
クリップチューナー
ギターのヘッドにクリップのついたチューナーを挟むことで音を感知することができるクリップチューナー。
アナログ針式チューナー
見やすく安定した性能で根強い人気を持ちます。
ステージチューナー
ステージや野外ライブでの使用を想定したフロアタイプチューナー。
ラックマウントチューナー
ラックシステムに欠かせないプロフェッショナル仕様のチューナー
BOSSのチューニング・メーターには、定番の針式やクリップタイプのクロマチック・チューナーの他、フットペダルタイプのTU-3が発売されています。
このフットペダルタイプのチューニング・メーターは、その使い勝手の良さから愛用者は非常に多く、前身のTU-2の時代から多くのギタリストに支持されています。
今となっては多くのメーカーからフットペダルタイプのチューニング・メーターが発売されていますが、その中でも王道モデルと言えるTU-3の機能を紹介します。
フットペダルタイプならではの高い耐久性
TU-2のチューニング・メーターとしての魅力には様々なものがありますが、まず始めに挙げられるのは、フットペダルタイプならではの高い耐久性にあります。
他のコンパクトエフェクターと同様、足で操作されることから製品そのものが頑丈であることは絶対条件になります。
コンパクトタイプやカードタイプのチューニング・メーターを足元のエフェクター・ボードに配置するギタリストも少なくないのですが、これらのチューニング・メーターは軽量な造りであることから耐久性の面ではどうしても劣る部分があります。
特にライブ中の演奏時には、足元のエフェクター・ボードの操作が雑になりがちです。
間違って他のエフェクターを踏んでしまったり、エフェクターからケーブルが抜けるトラブルなども頻繁に起こり得ます。
このような場面で軽量なチューニング・メーターが破損したりする例も無いとは言えないのです。
その点でTU-2の高い耐久性はギタリストにとって高い安心感をもたらせてくれます。
抜群の視認性でライブをサポート
TU-3の使い勝手の良さは、チューニング・メーターそのものの精度の高さはもちろん、ライブなど実際の演奏時の使い勝手をとことん追い求めた点に集約されるでしょう。
まずは何と言ってもメーター部分の高い視認性です。TU-3の前身モデル、TU-2が発売された当時は針式のチューニング・メーターが一般的でした。
針式のチューニング・メーターの中にも、チューニングが合った瞬間にLEDが光ることでチューニングの完了を確認できる製品はありましたが、チューニングを合わせるまでの音程の上下は針の振れを確認することで調整します。
この操作は、暗い場面も多いステージ上での使い勝手としては決して良いとは言えません。
そんな中、メーター・ディスプレイそのものがLEDで光るTU-2の視認性の良さは、ライブ派のギタリストを中心にあっという間に評判となりました。
高輝度モードによる高い視認性
TU-3は、TU-2にはなかった高輝度モードが搭載され、メーターのLEDと音程を表わすアルファベット表示を更に明るく表示することができます。
暗いステージ上ではもちろん、昼間の屋外ステージなどでは照明だけでなく日光が逆光となってLED表示が見難くなることもあるのですが、そのような場面でも高輝度モードによって高い視認性を確保しています。
また、メーター部のLEDの数もTU-2の11個から21個へ増加し、より滑らかなメーターの動きと測定精度の向上を実現しています。
反応速度の速さ、ピッチの検出の精度は、極限まで追い求められたステージでの使い勝手
耐久性の高さ、抜群の視認性といった前述の2点でも充分にTU-3の良さを知ることが出来ますが、更にTU-3の使い勝手の良さを実感することが出来るのが、その反応速度の速さです。
クロマチック・モードで異なる音程を早く弾いてもTU-3のメーターは非常にスムーズにピッチ検出をしてくれます。
チューニングが合ったときに表示で知らせてくれるアキュピッチ・サイン機能のサインも大変見やすいものとなっています。
長いリリース音でもしっかりとピッチを検出
また、チューニングのために弾いた音が段々減衰していくと、チューニング・メーターによっては反応が鈍くなることが少なくありません。
その点、TU-3はかなり長いリリース音でもピッチをしっかりと検出してくれます。
ひとつの音を合わせるのに何度も弦を弾かなくて良いということは、楽にチューニングができるという証でもあります。
ギタリストが実際に演奏する様々な場面に対応できるよう、極限まで追い求められたTU-3の性能を是非体感してみてください。