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エレキベース初心者のための練習曲

ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。

実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。

バンド・アンサンブルの中でグルーブを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

エレキベース初心者のための練習曲

リンダリンダTHE BLUE HEARTS

名前を連呼し続けるTHE BLUE HEARTSの印象的な曲がこちら。

1987年にリリースされた曲ですがミュージカルになったり、映画になったりCMに使われるなど、長い間愛されている曲ですよね。

こちらの曲のベースラインはコードのルート音を弾き続けるシンプルなもの。

とはいえテンポがそこそこ速いので、そこでつまずく初心者の方もいるかもしれません。

はじめはできるテンポからゆっくりと弾き、少しずつテンポを上げて練習するといいですね。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

マリーゴールドあいみょん

2018年にリリースされたあいみょんさんの人気の曲がこちら。

夏の風景と男女の恋愛が重なりあったラブソングで、紅白歌合戦でうたわれたりCMなどにも使われ、よく耳にしますよね。

この曲のベースラインは最も基本的な同じ音が続く8ビート主体なので、初心者にもピッタリ。

とはいえ、後半は盛り上がってくるとベースラインも激しく動き始めるので、ハードルが高い人は少しずつクリアしていってはじめは前半のように弾き続けてもいいかもしれません。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

シャングリラチャットモンチー

日本のガールズスリーピースバンド、チャットモンチーの代表曲『シャングリラ』。

「ダンスビート」というリズムは聞いたことがありますでしょうか?

このビートの代名詞はドラムのキックの四つ打ち、つまり四分音符のバスドラムなのですが、その四つ打ちのダンスビートと最高の相性の「オクターブ奏法」がイントロなどに登場します。

このドラムとベースのグルーブ感がヨレてしまうとこの曲のアンサンブルは半減です。

しかしながらしっかり決まると最高にダンサブルなリズムを生み出すことのできる、最高に気持ちのいい楽曲です。

村上真平

Smoke on the WaterDeep Purple

ディープ・パープルのスーパーヒット曲といえばこちらの曲でしょう。

1972年に発表されたこちらの曲は、スイスのモントルーで起きた火事の一部始終を歌った曲で、印象的なギター・リフを聴いただけで、ほとんどの人があの曲だとわかるほどです。

コード進行や構成は簡単で、初心者にも覚えやすい曲ですが、平歌の部分は予想以上にベースが活躍するのでやりがいがありそうです。

有名なリフ部分はギターとユニゾンではないものの一緒に弾くことによって盛り上がれるでしょう。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

ないものねだりKANA-BOON

男女のちょっとしたケンカのやり取りの歌詞が楽しいカナブーンのこちらの曲は2013年にリリースされました。

ベースのパターンは簡単なのですが、ベースの音が頭ではなく裏の拍から変わるパターンが多く、ちょっとトリッキーな感じなので間違えないよう注意が必要です。

サビの部分は単純な8ビートなので問題なく演奏できそうです。

初心者ははじめは曲の再生テンポをゆっくりにして流しながら一緒に練習すると楽に弾けるようになりますよ。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

ロビンソンスピッツ

1995年にリリースされた、スピッツを代表する人気曲がこちら。

カラオケなどでも人気があり、歌われることも多いです。

イントロなどで使われるギターのアルペジオフレーズが印象的ですが、ベースラインも目立たないながらも普通の8ビートではなく、ちょっとはねたようなオシャレなラインになっています。

そこをうまく攻略できればかっこよく弾けるので、ゆっくりのテンポから同じ音でそのパターンを繰り返し練習してみるといいでしょう。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)