ベース入門
ベースをもっと楽しむWebマガジン
search
エレキベース初心者のための練習曲
最終更新:

エレキベース初心者のための練習曲

ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。

実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。

バンド・アンサンブルの中でグルーブを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

もくじ

エレキベース初心者のための練習曲

Another One Bites The DustQueen

クイーンの曲で1980年にアルバム『ザ・ゲーム』に収録されたこちらの曲は、クイーンのベーシストであるジョン・ディーコンさんが作っただけあって、ベースラインが際立った曲です。

シックの「グッド・タイムス」に影響されて作ったというこのベースラインは、歌とリズムがユニゾンしているので、弾いていてもほかの曲より楽しいのではないでしょうか。

基本的にはパターンは2つだけなので、ゆっくり練習してグルーブ感を研究してください。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

風の日ELLEGARDEN

00年代を代表するメロコアバンド、ELLEGARDEN。

彼らの楽曲『風の日』は日本語のメロコアナンバーの魅力がたっぷり詰まった1曲です。

ELLEGARDENのベースは疾走感がある八分音符のルート弾きが多く、初心者の方にとっても取り組みやすいと思います。

しかしながらシンプルゆえに手を抜かず、リズムにヨレがないように弾きたいですね。

音をピタッと止めるブレイクから、サビに入る時の1音目のアタックはバンドで息を合わせてしっかり迫力を持って決めたいですね。

村上真平

Stand By MeBen E. King

ベン・E・キングさんが1961年にリリースした曲で、黒人霊歌の「Lord,Stand by Me」という曲にインスパイアされて作られました。

1986年には曲と同名の映画の主題歌となり、リバイバルヒットしました。

数々のアーティストにもカバーされているので、耳なじみのある曲ですね。

この曲はベースパターンがすべてといえるほどベースラインに特徴があります。

一度弾ければ、最後まで基本ずっとその繰り返しになるので初心者の方にもおススメです。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

小さな恋のうたMONGOL800

ロックバンド初心者の方への定番曲、MONGOL800の『小さな恋の歌』。

この楽曲が初心者向けなポイントは数多くあるのですが、やはり何と言っても曲がいいことは大きいと思います。

歌詞もメッセージ性が豊かでわかりやすいですね。

たんたんと機械的に、楽譜通りの演奏をするのではなく、音楽と感情がリンクするような、それを人はエモいと呼ぶような、そんな感覚を身につけるにはもってこいの楽曲です。

初心者の方は方の力を抜いて、手元を見ずに弾けるようになるといいですね!

村上真平

Don’t say “lazy”桜高軽音部

すでに『けいおん!』のアニメ・シリーズが放送されてから10年以上経つのかと思うと驚いてしまいますが、作品が残した名曲をコピーするために楽器を始めたという方は、当時は多くいましたよね。

実際に弾いてみると高度なテクニックを擁する楽曲も多くある中で、ベーシストとしては挑戦してみたいのが、この『Don’t say “lazy”』です。

劇中でベースとボーカルを担当する秋山澪役の日笠陽子さんがメイン・ボーカルを担当している人気曲で、定期的にカバーされ続けていますよね。

ベース・プレイとしては、複雑な運指があるというわけではなく、割合にシンプルなロック・ベースといった雰囲気ながら、テンポも速いですし、中盤にメロディアスなフレーズも出てきますから、基本を押さえつつレベルアップしたいという方にもオススメです。

KOH-1

Smells Like Teen SpiritNirvana

1990年代初頭にアメリカを中心に大ブームを巻き起こした、グランジ~オルタナティブ・ロックの伝説的なバンド、ニルヴァーナの代表曲です。

あまりにも有名になりすぎて、当時の本人たちにとってはこの曲ばかり求められることに不本意なものを感じていたようですが、これほどシンプルな楽曲構造でありながら、これほどまでにカッコいい曲を作り上げられるという事実こそが重要ですよね。

この曲はどうしてもカート・コバーンさんのボーカルとギターに注目してしまいがちですが、Aメロはベースとドラムが主役のようなものですから、ここはしっかりと弾いておきたいところ。

基本的にギターとユニゾンしているシンプルなフレーズですから、ベースの練習としてはもちろん、バンド・アンサンブルの練習曲としても推薦したい1曲です。

KOH-1

続きを読む
続きを読む