「あいつ、超ベースうまそう!」って言われる人の共通点4箇条(フォーム編)
長年フォームの研究をしています。
初心者っぽさと玄人っぽさは、フォームが関連していると思います。
今すぐにできる、初心者っぽくない、プロっぽいかっこいいフォームをまとめてみました。
左手は、目線だけで見る!
運指を確認するために、左手を見ます。
この時、思いっきり首をかしげて指板を見ると、素人っぽさが強調されます。
指板を全く見ないで弾くことは難しいですが、できれば首を真っすぐにし、目線だけで指板を見ましょう。
↑見すぎです
左手は、極端に浮かせない
じゃんけんの、グーやパーを出すような感覚で左手を開閉することは見栄えもあまり良くありません。
また、速いフレーズであればあるほど、左手の開閉の感覚が短い方が対応力も高くなり、効率の良い運指を行うことができます。
↑開きすぎです。
フレットから、あまり浮かせ過ぎないようにしましょう。
無駄に動かない
極論、右手と左手の指が動いていれば、ベースは弾けます。
リズムを取るために足や肩を動かす人もいます。
しかし、極端に必要のない動きをしていませんか。
必要のない動きが多過ぎると、素人っぽく見えます。
ロック系パフォーマンスで、上手(かみて)から下手(しもて)に移動したり、ワイヤレスを使ってくるくる回ったり、そういうパフォーマンスへ否定はありません。
むしろ、バンド内で動くこと、振り付けなどが決まっているのであれば、そこはしっかりやるべきです。
理想は「胴体と手は練習のように、顏と足で見せ場を」です。
背筋を伸ばす
ベースだけでなく、すべての楽器に言えますが、猫背では見栄えは良くありません。
もちろん例外もありますが、ギターもピアノもドラムも、上手に見える方は姿勢が良いです。
「自分なんてまだまだだから」と、自信なさそうにベースを持つと、萎縮して背中が丸まってしまいます。
上達を志すのであれば「まだまだ」です。
むしろ「ベースという楽器を選んだ俺、すげーだろ!」って心構えで、胸を張って弾いてあげてください。
下手でも、胸を張って自信を持って弾けば、それが音に必ず出ます。
ライタープロフィール
ジャズベーシスト
星野徹
新宿ウォーキングベーススクール代表。
ジャズベーシスト・ベースインストラクター・フリーライター。
元はバリッバリのパンクロッカーの肩書きを持つベーシスト。
現在はジャズベーシストとして活動しながら、都内の音楽スクールでベース講師として働いています。